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夏のウーバーガチろうキャンペーン!

活動記録

  どうも、伊藤です。   「うわあああああやるのかあああ」 「やべええ絶対きついなあ」 「でもやる。ただ“やる”んだ!」     ここ1か月余り、私の頭の中はこんな声に席巻されながら、ウーバーイーツの配達員として活動してきました。 今回の記事ではそうして得た学びをお届けします。     この記事の全体としては、 ▶「自分でもできる」という自信 ▶新しい“当たり前” ▶シンプルにめちゃ稼げたやん ▶降りかかりまくった想定外 ▶物事の達成に大事なこと ▶体に刻まれた“消えない傷跡” ▶あとがき 私はこの1か月余り、正確には6/29からの41日間、夏のウーバーガチろうキャンペーンと称して1日12時間の配達をしていました。   その活動を通しての学びがたくさんありましたし、 苦悩もたくさんありました。 そもそもなぜそんなことをしようと思ったのか、 そんなことをこれからお伝えしていきます。     それでは、どうぞ。 「自分でもできる」という自信   そもそもなぜガチろうキャンペーンをしようと思ったのか。     6月の私は、     「まあこんなもんでいっか」     とか言って、 なんとなーく16時くらいにウーバーに出て、お腹空いたしーって22時くらいには帰宅。 稼ぐ額だってほんの数千円。     「なんか全然お金ないなあ」 「生活でいっぱいいっぱいだなあ」     結局遊びに行くお金もなく、ただダラダラと過ごす毎日でした。     「何にもできてないわ」 「結局このままなのかな」     こんなふうに、 自分が物事をなあなあにして何もしていないことによって、 ものすごい無力感に苛まれていたんです。   精神的に落ち込んでしまって、何にも行動できなくなってしまっていました。     これを解消して、前向きに進んでいけるようになるために、一回全力で何かに取り組もうということになり、ウーバーガチろうキャンペーンが始まりました。     目標は、 1日あたり15,000円稼ぐことと12時間稼働する事。   これをベースに、私のウーバーガチろうキャンペーンが始まりました。     「やべぇそんなやれるんかな」 「15,000円とか普通の日に稼いだことねーぞ」     心の中は不安でいっぱいです。 理論値ではそりゃ行けるんだろうけど、そんなん無理だよーって後ろ向きな自分がガンガン出てきます。   そんなふうに恐れおののきながらも、とにかくウーバーに出発します。   初日は、東京遠征帰りということもあり、稼働開始が遅く夕方からの出発でした。     「やべーな、これ目標無理だろ」 「やっぱ目標高くし過ぎたんじゃないの」 「自分には無理だったかな」     そんな暗い思いも渦巻いてきます。 でも、     「いや、まだ初日ぞ」 「やる。諦めずただやる」 「注文鳴らんくなるまでは……!」     そんなふうに歯を食いしばりながら、一件一件配達をこなしていきます。 ザッと夕立が来たということもあってか、比較的注文は多く入ってきます。     中区 瑞穂区 千種区 守山区 中村区 大治町 名古屋市内をグルグルと、時には市外まで配達していきます。     「やるだけ。ただ“やる”だけ」     頭を使うとかその時は何も関係なく、ただただ愚直に配達を続けていきます。   気付けば22時を過ぎ、 0時を過ぎ、 2時を回っていました。   深夜のためレストランがほぼ閉店し、配達依頼は全然来なくなっていました。 そこで、ハッと気づきました。     「あれ? 今いくら稼いでる?」     配達員用のアプリから、現在いくらの稼ぎが出ているのか見ることができます。 そこに表示されていたのは、     “13,511円”     「おおお……!」   正直あんまり見たことのない数字でした。 追加報酬でもなければ滅多に見られないと思っていた金額。     「やったらやれるんじゃん」 「全然やれないことなんて無いな」     目標の15,000円こそ達成できなかったものの、私の中には喜びと期待が芽生えていました。     「なんだ、自分にもできるんじゃん」     月50万円とか、1日2万円とか、今までは絶対に無理だと思っていた数字がなんとなく見えてきたんです。     自分でもやったらやれるんだということで、大きな自信がついた瞬間でした。     新しい“当たり前”   初日で大きな衝撃を受けた私は、翌日からも意気揚々とウーバーに出発します。   17,589円19,912円18,558円15,170円14,592円——   という具合に、時々目標未達になりながらも、今まででは考えられない金額を稼ぎ続けていきます。   稼働時間についても同じで、12時間程度は当たり前、 家のことをやっていて出発が遅れた場合でも10時間は最低限稼働していましたし、 レストランが閉まる夜中の2時まではと毎日稼働していました。   そんな毎日が続くといつしか、 とある変化が起きました。     「22時で10,000円かあ。ちょっと調子悪いな」 「まだ0時か。あと2時間はできるな」     そんなふうにして、 今まで数千円で満足していたり、22時で帰っていたりしていた以前ではありえないような心理変化が起きました。     しかも驚いたことに、一生懸命歯を食いしばってやっているというよりは、いつの間にか当たり前になっていたという感じ。     「いや、毎日めっちゃ頑張ってるよね」 「毎日深夜までとかヤバくない」     ここ最近毎日ツイートで実績報告をしていましたが、それを見た友人からこう言われたことがあります。   でもその頃には、私の中には「頑張っている」という意識はほとんどありませんでした。 なんか、普通にやってるみたいな。     「頑張ってる、ってわけじゃないんだよなあ。  なんかもう、当たり前になってる」     謙遜とかじゃなく、自然にそう返していました。   高い目標を持って、自身を持って繰り返し続けることで、自分の中の“当たり前”がアップデートされていたんです。   しかも気づかぬ間に、いつの間にか。     あなたにもありませんか?   いつの間にか当たり前に、習慣になっていること。   勉強とか、仕事とか、趣味でもそう。 帰宅したら毎日やってることとか、毎週末に出かける場所とか。     そういった新しい“当たり前”が、私の中に高いレベルで根付いていました。 シンプルにめっちゃ稼げたやん   そうして新しく根付いた“当たり前”が、私に大きな成果をもたらしました。   毎日15,000円を目標にして、ただただ愚直に続けて。     「今日は17,000円くらい行けそうだな」 「あー、今週10万超えるわやったぜ」 「あれ? 今月もう30万いってる?」     日を追うごとに、目に見えて成果が上がっていきます。   これはウーバーの良いところなんですが、自分の成果や実績が目に見えてわかりやすいんです。   1週目——89,137円 2週目——108,593円 3週目——67,447円   という感じで続き、 結果7月中1か月間の実績としては、   “419,077円”   でした。 シンプルに、今まで稼いだことのない金額です。 (ちなみに774件配達してました)   会社員として働いていたころも薄給だったので受け取ったことのない収入です。     「え? 40いったやん!」 「マジかすげえ!」 「まさか自分にできるなんて!」     1か月間の報酬を計算した時、 「おおおっ」 ってちょっと体が戦慄きましたもん(笑)     ウーバーは単純なもんです。 やれば、稼げる。 配達したら報酬は言ってくるんですもん。 単純です。     シンプルに、めっちゃ稼げて嬉しかったねって(笑)   降りかかりまくった想定外   でも当然、良いことばかりだったわけではありません。 降りかかる災難はたくさんありました。   例えばこんなエピソードがあります。   7月上旬の名古屋は、気温35度を超えることがザラにあります。   特にその日は日差しが強く、「今年の夏はちょっとヤバいだろ」 と思わせるに十分な暑さでした。     全国展開している某ハンバーガショップ。名古屋中心街にあるそのお店は、昼過ぎの時間になると注文がよく入ります。酷暑のその日は2件の商品をピックアップしました。     「どうもウーバーです!注文番号は○○です」 「こちらの2つですね。配達お願いします!」 「承りまあーす!」     いつものように、私は商品を受け取り大きなバッグにしまいました。 地下にあるそのお店から出ると、容赦のない日差しが首筋に照り付けます。     「あっちぃなーこれ終わったら休憩しようかな」     そんな独り言をつぶやきながら、配達員用のアプリを操作すると……     「ティローン♪」     聞きなれた効果音と共に、配達先が表示される。     はずが。     「ん、え? あれ……」     いつもは地図上にピンが刺さり、そのお客様の下にお届けしています。 原付で風を切りながら、暑さをまぎらわして配達しています。     でもなぜか、配達先が表示されません。   音だけがなって、画面は真っ暗なまま。     サイドボタンを押したり、長押ししたりしてみても、全くの無反応。   なぜかスクリーンショットの音だけ鳴ります。   完全に故障しました。「えっ、なにこれ」 「なんで動かんの?」 「これ配達できないんじゃない?」     そうして何一つ反応しないスマホと 格闘している間も、   夏の日差しは容赦なく首筋を焦がします。そんな中たっぷり20分ほど格闘した挙句、     「こりゃ、無理だあー!」     仕方なく諦めることとなり、某ハンバーガーショップにごめんなさいしてとぼとぼと帰路につきました。       この一か月間で一番の想定外は紛れもなくこれでしょう。   配達中にスマホがぶっ壊れるとかもう二度と経験したくないです(笑)     まあ、そこそこ長く使ってるスマホでしたし、ウーバーで酷使していましたからね。 暑さも相まって、寿命だったのでしょう。   即行でスマホを変えに行き、翌々日には稼働再開できたのが良かったことでしょう。     他にも、 たまった疲れのせいで日が沈むまで大寝坊してしまったり、 夜通し友人のメンタルケアをして朝帰りになったり、 深夜の配達で、寝落ちてしまったのか お客様が出てきてくれなかったり……     そんな想定外が多々ありながらもこの一か月を乗り越えたことは、私の中で笑い話でもあり、1つ殻を破った経験です。 物事の達成に何より大事なこと   私はこの一か月間のウーバーキャンペーンを通して、たくさんのことを学んできました。   上に挙げたように、 ・自信が付いたこと・“当たり前”がアップデートされたこと ・シンプルに稼げたこと、・稼げると分かったこと ・逆境を乗り越えた経験   などなど、たくさんの気づきがありました。     でもこの経験を通して一番伝えたい事は、     「やる」ということです。     一か月前の私は、今から考えればとてもひどいものでした。   物事をなあなあにして、 「こんなもんでいーかな」 ってテキトーにしてるし、   「こうなりたいなあ」 って考えるだけで何の行動もしない。   「別にこのままでもいいかな」「自分なんてこんなもんでしょ」とか言って諦めている。     こんな施行に囚われて、何もできない、何もなせないままでいました。   そんな日々が続いたことで、精神はどんどんと後ろ向きになっていき、いつしか     「なんかもう、いいかな」 「なんかもう何でもいいな」 「もう生きてる意味ないかな」     なんてどん底まで落ち込んでいたんです。   遊ぶ余裕なんて全くないし、もう毎日をただ消費するだけで、かつてブラック企業で働いていた時のように、 いやむしろそれ以上に精神病んでいました。     こんなどん底から這い上がったのが今回のウーバーキャンペーンだったわけですが、   その背景には   「やる」   ということがあったんです。     「ウーバー配達を1日15,000円、12時間やる」     と決めて、愚直にやってきたからこそ、大きな成果もあげられましたし、今はやる気にあふれています。     「やりたいな」 「やりたいと思っている」     というだけだったら、行動なんてしませんでした。   ただ望んでるだけ、ただ思ってるだけで、何の行動もしません。   「やる」と決断して、実際動くことで、状況は変わっていきます。     その結果が、一か月40万の報酬であり、 「やれば出来んじゃん」という自信であったり、 前向きな気持ちが戻ってきたんです。     諦めモードだった私から、 可能性に懸ける私へと 変わっていったんですね。     もし今あなたが   「これやりたいな」 「こうなりたいな」   と思っていることがあるなら、 ぜひ「やる」と決めて、動き始めてください。   やる事でしか、物事は前に進みません。   むしろ、やるだけで物事は進んでいくんです。   「やる」だけ。 何なら「やる」と言うだけで、脳みそはやる方法を考え出します。     「やりたい」 「けどできない」     とか言っているくらいだったら、 「やる」っていうだけ言ってみましょ。   「私は今日中に○○をやる」   って宣言するだけでも、結果は全然違ってきますよ。   もしそれすら難しいなら、やり切った私に相談してみてくださいね。   体に刻まれた“消えない傷跡”   さて、今回のウーバーキャンペーンで、私は体に消えない傷を受けました。   と言っても、無事故、無違反、階段から落ちるなどがあったわけではありません。     その傷跡というのが     ↓これです     いやもう汚い足で申し訳ないんですが、これめっちゃ面白くないですか(笑)   GUで買ったサンダルで稼働していたんですが、ものの2日でこのサンダル焼けですよ。   実は、去年から消えていません。まさに消えない傷じゃんって(笑)   何だかんだ行動していくと、こういう笑い話がどんどんと増えていってめっちゃ面白いです。   スマホぶっ壊れたのもそうですし、おしゃれなお店見つけたり、やたらハイテンションな店員さんと喋ったり、タワマンの高層階の景色がすさまじかったり。     会話のネタは動くことで増えていきますね。 おもろい一か月間でした(笑)     あとがき   今回のウーバーキャンペーンでは、 たくさんの学びがありました。 ▶「自分でもできる」という自信 ▶新しい“当たり前” ▶シンプルにめちゃ稼げたやん ▶降りかかりまくった想定外 ▶物事の達成に大事なこと ▶体に刻まれた“消えない傷跡” こんな内容でお伝えしてきましたが、 もっと詳しく聞きたいよ、   質問があるよと言う方は、ぜひ私にご連絡ください。   ここ最近はツイッターで毎日のウーバーの記録などを挙げていたので、そちらも見ていただけたら嬉しいです! →私のTwitterアカウントはこちら   これからも私はウーバーをはじめどんどん行動していきます。   ではまた。 続きを読む